AIを活用した音楽をBOOTHで販売するまで|音源・画像・試聴を整えた実体験
音楽を作れるようになったら、次にやってみたくなったことがありました。
「作った曲を、実際に商品として販売してみたい」
ということです。
現在、私はAIも活用しながら音楽制作をしています。
曲を作り、聴いてもらうだけでも十分楽しいのですが、せっかくなら音源として手元に残せる形にして、必要としてくれる人へ届けてみたいと思うようになりました。
そこで実際に、BOOTHでデジタル音源を販売するところまで進めてみました。
やってみて分かったのは、
今回は、音楽を作ってから実際に販売できる状態へ持っていくまでに、どんな準備をしたのかをまとめます。
曲が完成しても、まだ「商品」ではなかった
AIを活用すると、以前より音楽制作へ挑戦しやすくなりました。 私自身も、音源制作ではAIを含むデジタルツールを活用しています。 ただ、曲が完成した瞬間にBOOTHへ登録すれば終わり、というわけではありませんでした。 販売するには、購入者が使いやすい音源形式、ジャケット画像、歌詞、利用時に確認できるREADME、商品ページ用の画像、商品説明、試聴用の音源などを準備する必要があります。 音楽を「作る作業」と、音楽を「商品として届けられる状態に整える作業」は、かなり違うものでした。
最初に確認したのは「販売してよい音源か」
AIを利用して制作したものを販売する場合、最初に確認しているのが、利用しているサービスやプランの利用条件です。 AIで作ったから自由に何でも販売できる、と決めつけるのではなく、 自分が利用しているサービスの現在の条件を確認した上で進める ことを大切にしています。 規約やサービス内容は変更される可能性があるため、販売するときはその時点の公式情報を確認する必要があります。 これは音楽だけではなく、画像やその他の制作ツールについても同じだと思っています。
販売用データを一つのセットにする
現在、BOOTHで販売する音楽商品では、購入後に分かりやすいようにデータを整理しています。 基本的な販売用ZIPは、次のような構成にしています。
最初は「WAVファイルだけでもいいのでは」と思う部分もありました。 でも、購入する側から考えると、 「何が入っているのか」 「どのファイルを使えばいいのか」 がすぐに分かる方が親切です。 商品を作るときは、曲そのものだけでなく、受け取った人が迷わないことも考えるようになりました。
ジャケット画像だけでは商品ページが少し寂しい
音源と同じくらい、意外と悩んだのが画像でした。 音楽にはジャケットがありますが、BOOTHの商品ページでは、ジャケット1枚だけよりも、メイン画像、収録内容が分かる画像、商品の雰囲気を補足する画像といった複数の画像がある方が、何を販売しているのか伝わりやすくなります。 現在は商品ごとに、販売ページ用の画像を複数用意する形にしています。 ここでもAIを画像制作の補助に使うことがありますが、そのまま使うのではなく、 「この曲に合っているか」 「商品として見たときに違和感がないか」 「画像同士で雰囲気がバラバラになっていないか」 を確認しながら整えています。
商品説明を書くときに考えたこと
商品ページを作るときには、音源や画像だけでなく文章も必要です。 そこで意識したのは、格好よく説明することより、何が買えるのかを分かりやすくすることでした。 たとえば、どんな曲なのか、何が収録されているのか、WAVとMP3が入っていること、歌詞やREADMEが含まれていること、デジタル商品であることなどです。 自分では分かっていることでも、初めてページを見た人には分かりません。 制作側の視点だけではなく、初めて商品を見る人の視点で説明を読むことが必要だと感じました。
試聴できることは思っていた以上に大切だった
音楽商品なので、買う前に曲の雰囲気を知ることも重要です。 そのため、公開後には試聴できる状態も確認しています。 商品画像がきれいでも、説明がしっかりしていても、「どんな音楽なのか」が分からなければ、購入する側は判断しにくいと思います。 実際に作業してみると、音源を登録しただけでは終わりではなく、購入前にどう見えるかまで確認することが大切でした。
実際にはこんな順番で進めた
私が現在行っている流れを大きく分けると、次のようになります。
- 楽曲を制作する — まず音源そのものを作ります。
- 販売できる条件を確認する — 利用している制作サービスや素材の条件を確認します。
- 販売用ファイルを整える — WAV、MP3、ジャケット、歌詞、READMEなどを準備します。
- 商品ページ用画像と説明文を作る — 購入前に内容が伝わるように整えます。
- BOOTHへ登録する — 商品データ、画像、価格、説明などを設定します。
- 試聴と公開状態を確認する — 実際の公開ページを見て、購入者からどう見えるか確認します。
この流れを一度経験すると、「音楽を作る」という作業の先に、かなり多くの工程があることが分かりました。
AIに任せた部分と、自分で決めた部分
今回もAIはさまざまな場面で使っています。 文章の整理。商品説明の確認。画像制作の補助。必要なファイルの整理。作業漏れがないかのチェック。こうした部分ではかなり助けられました。 一方で、どの曲を販売するのか、どんな雰囲気の商品にするのか、最終的にどの画像を使うのか、商品ページを見て違和感がないか、本当に公開してよい状態か、といった判断は自分で確認しています。 これはWebサイト制作をしていて感じたこととも似ています。 AIが作業を助けてくれても、完成を決めるのは最後は自分です。
一度仕組みを作ると、次の商品がかなり楽になった
最初の商品では、「何を用意すればいいのか」を考えながら進めていました。 しかし、一度販売までの流れを整理すると、必要な音源、必要な画像、ZIPの中身、商品説明、試聴、公開後の確認といった項目を共通化できます。
現在は、新しい音楽商品を作るときにも、この基本形を使って準備できるようになりました。 一つの商品を完成させただけではなく、次の商品を作るためのやり方そのものができたことは大きかったと思います。
「作る」から「届ける」までやって初めて分かったこと
音楽を作るだけなら、完成した音源を聴いたところで一区切りです。 でも、商品として販売してみると、その先にまだたくさんの作業があります。 ファイルを整える。画像を作る。説明を書く。試聴できるようにする。公開ページを確認する。 実際にやってみるまで、ここまで細かな作業があるとはあまり考えていませんでした。 それでも、一つずつ形になっていくのは面白いです。 AIを使うことで、音楽を作ることだけでなく、作品を商品として届けるところまで自分で挑戦できるようになったというのは、私にとって大きな変化でした。 これからも曲を作るだけで終わらせず、実際に人へ届けるところまで含めて経験していきたいと思っています。 そして、そこで分かったことも、この活動記録に残していきます。